study of fishes 2限目 Channel=ai

PROJECT-F

2009年04月24日 14:01

こんにちはaiです

1限目の質問の多さに少々腰が引け気味な私ですが1つ1つきちんと調べてお答えしていきますのでお楽しみにしていてください



さてさて今週の学問は神奈川県の山口さんからの質問です!(笑)

魚類の聴覚の不思議

側線と耳石の関連性

ルアーによってはラトル音を出し、魚をおびき寄せるものがありますよね!

そのルアーに反応する魚も多くいるので、魚は聴覚を使ってエサを探してるということは間違いないと思います!

人は内耳で音圧の変化を感知して音を聞くことができます

魚はな、なんと3つの器官で音を感じることができるんです!!!

その3つとは。。。。

耳石 (内耳にあります!)、側線・・・ともう1つ、なんと!

ウキブクロです!

さて、なぜこんなにも聴覚があるのでしょうか?

それは魚たちが生きている環境に理由があります

そう、水の中!

水の中は空気中とは違い、液体に満たされています。

この水がキーポイントです!

まずは側線からお話しましょう!

側線には穴が開いていて水の粒子の振動を直接的に感知することができます。

側線中にはリンパ液や感覚細胞があり、それにより水の粒子の動きを感じることができるのです。

この水の粒子は水中で遠くに伝わることはなく、近くにいる生物などの動きから生じた粒子の振動を感じとる場合に利用するのです。(これを近距離効果といいます!)



次に内耳(耳石)です!

内耳は頭の中にあるので外界と直接触れることはありません。内耳は人と同様に音圧を感知します。

水の中で音圧波は減退することなく遠くまで伝わっていきます。

そのため魚たちは遠くにいる敵やエサを感知して行動することができるのです!(これを遠距離効果といいます!)

さて、最後のダークホース

ウキブクロ

これは内耳の働きを助ける働きをしています!

ウキブクロの中のガスは圧力波を再反射して、内耳に伝える役目をしています!

なのでウキブクロのある魚のほうが聴覚がよろしいということになります!


というわけで魚は体のあちこちで音を感じ取っているのです!

内耳と側線は起源が同じだそうです。分かりやすく言うと親戚ってことになりますね!


さて、大学の研究室ではルアーを使った実験もやっていたそうなのですが、聴覚のみでルアーに魚が寄ってくるということは考えにくいそうです。魚が感じ取れるヘルツ(餌になる生物の音を録音したもの)を聞かせても、さほど魚は寄ってこなかったそうです。

こうなるとラトルは意味をなさないということになってしまいますが釣れるものは釣れるんです。笑
ルアーの色や形などを見る視覚も関連してきます

ルアーには魚をおびき寄せる要素がつまっていて、それに反応する魚も色々な感覚を駆使して追ってくる

魚の世界は奥が深いですよね!
こんな感じで釣りを科学していくのでよろしくおねがいします!


ちなみに山口さん!礫石は【レキセキ】でした!

ai


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