シーバス初心者のための『バチ抜けのススメ』その2

PROJECT-F

2013年02月21日 00:03

はいはいコンチハ♪

千葉湾奥よりケンタレがお届けです。




何かP−Fで真面目に釣りの話書くのって凄い久々だなぁ

このProject-Fって複数の人間が書いてて、釣りの記事もシャレにならないぐらい多いんで気になる人は過去ログを読み漁ってみて下さいな♪

一番多い時で7〜8人が日替わりで記事を書いてて毎日更新してたから全部の記事を読もうと思ったら相当膨大な量になってます。

目から鱗のヒント山盛りですからっ!!

ただ、あまり直球で答えを導く様な物じゃないんで散りばめられたヒントを参考に色々試してみて下さい。

シーバスだけじゃなくロックフィッシュや青物、砂物、バス、トラウト、ナマズ、etc・・・

多分今より釣りが楽しく、そしてもっと難しく、色んな考えが交差し、絡まってぐちゃぐちゃに・・・いや泥沼にハマるが如く・・・・!?
あ、やっぱナンでもナイや・・・・・



ま、イロイロやりだすとキリが無くソレがまた楽しい世界なんですけどね。

さてさて、ではココらで本題へ。



前回の記事ではバチ抜けの起きる条件の予測についてでしたね。

http://shirane.naturum.ne.jp/e1605032.html



なぜこの時期の大潮周りで暗くなってからの下げにバチは抜けるのか?
一般的にいくつかの条件に要因があると考えられてます。


1 明るい時間だと外敵に狙われやすいから暗い時間。

2 下げの流れが長い方が卵をより遠くに、より広範囲に運べる
  ↓
  子孫繁栄

3 夜の方が潮の下げ幅が大きい時期である


これらの要因をバチは本能で感じ取っているんじゃないかな?

だから川の上流部や、入り組んだ水路や運河等で潮の動きにタイムラグが出る所なんかでは多少抜け方にバラツキがあると思います。

こればっかりはまめにフィールドに足を運んで確認するしかないんで各自でチェックしてみて下さいな。

さてさて本題と言いながら前置きがすっかり長くなってしまった(汗

実践編とか言いつつあんまり引っ張ると各方面からお叱りを受けそうだ

能書きは良いから早よ書けや!!
あぃ

さてさて、バチ抜けのルアーといえば皆さん何を使ってますか?

多分シンキングペンシルかフローティングミノー辺りが一般的ですよね。

今回はフローティングミノーに注目です。



理由は簡単、良く釣れる。

レンジキープが容易で簡単。

あと1つ。

超スローな釣りを体に染み込ませるためです。

このバチ抜けの釣り、ルアーを普通に泳がせたらアウトです。

いや、泳がせても釣れるんですよ実際。

ただ釣果は段違いに違います。

よくある光景としてシンペンを使う人は巻くのが遅いと沈んでレンジが下がるのを嫌って知らず知らずの内に巻くのが段々早くなってしまう。

僕はこの時期よく目にする光景の一つとして、フローティングで自分一人で連発してて両隣は沈黙。

釣れていない両脇をよく観察すると僕が1キャストする間に向こうは2〜3キャストしている。
飛距離からして多分シンペンかな?って状況が多々あります。

多分、魚からすれば自分から泳いで行ってしまうバチよりも水面付近を漂ってるバチの方が苦労せずに楽して喰えるってことなんじゃないかな?

投げるのにしてもただ闇雲にフルキャストするのではなく、立ち位置から上流のボイルの集中する辺りに投げて後は流れに乗せてラインスラッグを巻き取るだけ位の早さでリトリーブ。

ギリギリラインテンションを保つだけのイメージで。

ポイントの流速にもよるんだけど、普段の僕の場合20mキャストしたら1分〜2分掛けて回収位の超デットスロー。

池の鯉が水面に浮いてるパン屑をパクパク食べてる画を想像して下さい。

シーバスフィッシングなんてカッコイイ画とは掛け離れますが、それでいいんです。

極端な事言えば、 アイツ等アホだから 浮かんで流れてくれば何でも良いんじゃね?ってくらい


※画像はイメージですw

ま、実際は良く見て喰ってるらしいんですが、本人(本魚?)に直接聞いた訳じゃないんで良く分かんないけど・・・

んで、ボイルが起きた場所の近くには高確率で魚がまだいるはず。そこに うまい棒 ルアーを流し込んでやると

パコンッ♪



とか

ボシュッ!!



モフン


※キミは要らない・・・

ってカンジでバイトが出ます。

普段愛用してるのはハルシオンシステムのチキチータ


※デカイのがママ、チビがベイビー

千葉じゃあんまり使ってる人見た事無いんだけど、先日話しかけられたアングラーが持っていて、ちょっと嬉しくなって、心の中で『ありがとー!!』と叫んだのは内緒ですww

先に述べたルアーを泳がせちゃアウトって話でしたが、これはルアーが泳いじゃうスピードで移動させたらアウトって事。

実際には多少動いてくれた方が良いんだけどね。

このチキチータの良い所はバナナ型の形状からか、超デットスローや流れに任せているだけで不安定にノタノタ動いてくれます。

まるでバチが水面をウネウネ動くが如く

定番のフローティングミノーのストレート系ルアーではこの動き出せないよね。



この日も一人でひっそり連発♪連発♪



そしたら釣った魚の口にもう1個ルアー付いてた!?

お互いラッキーだったな?

この超デッドスローな釣りに慣れたら、今度は軽めのシンペンで

ロッドを立てながら

同じイメージで試してみて下さい。

ワンダー70スリム(6g)とか、CDL-5(5g)とか、にょろにょろの6cm(3.5g)とかその辺がオススメかな?

ジョイントのシンペン、ハルシオンシステムの月歩77(6.6g)なんてのも面白いかも

http://shirane.naturum.ne.jp/e1405371.html
↑とある 罰ゲーム 修行の様子を動画でご覧頂けますww

超スローな釣りに馴れた頃に試すと多分今までと大分印象が変わっていると思います。

シンキングなんでスローで引いて来ると沈むと思っていたルアーが全然沈んで無い事に気付くと思います。

そして今までレンジが下がるのが不安で段々早く巻いてしまっていたのに、今度は安心してスローに巻いて来れるはず。

当然フローティングに比べてレンジは下がるのですが、この手のシンペンはゆっくり巻いても表層をキープしやすいですしね。

そしたら次に極端な話ですが、巻くスピードは常にデッドスローで固定、レンジはルアーの重さで調整

これだけでも十分に結果は出ますし、リトリーブスピードやロッドの角度等あれやこれやとガチャガチャ変えるよりも自分なりの基準を1つ作って身に染み付かせてしまう方が後々楽かな?

何せ人間の感覚って思った以上に曖昧な事が多いから、ブレ難い軸が1つ有るか無いかではその後の応用力が桁違いです

バカの一つ覚えかもしれませんが、騙されたと思ってバカになってみましょう


※湾奥バカ夫婦の図

さて、至って簡単なココまでの行程

コレをマスターするだけで

『もしかして俺ちゃんって天才かも!?』って思える程釣れるようになってると思います。

だけどね、その時の状況によってそれだけじゃ捕れない魚って結構いるんですよ。

本当に上手い人はそうゆう魚もキッチリ捕ってます。

特にこれから数週間経ってバチ抜けもピークを過ぎた辺りで今まで程簡単な魚じゃなくなってきます。

そこからが本当の勝負。

ここまでで覚えたスローな釣りを軸に色々アレンジしてみて下さい。

今までと何が違うのか?考えて、試して、失敗して、また考えて・・・・を繰り返してみて下さい。

自分に捕れない魚を捕る上手い人の隣で悶絶してみて下さい。

幽体離脱させられて下さい。

Mっ気たっぷりですが楽しいですよ?ww



自分なりに考えて、試して、正解した時に捕った魚って人に言われるがまま試して釣れた魚より何倍も感動しますから♪

そうやって引き出しを1個づつ増やして上手くなる自分に酔いしれちゃって下さいww



そんなわけで、シーバス初心者のための『バチ抜けのススメ』その2


いかがだったでしょうか?

かなり偏った内容になってしまった気がしますが・・・(汗)長くなってしまったのでそろそろこの辺で締めさせて頂きます。

それでは皆さん良い釣りを〜

因に参考までに去年の今頃はこんな釣りしてました

↓チキチータを改造してみた件
http://shirane.naturum.ne.jp/e1388209.html

↓アジングタックル、ナイロン2.5lbで70UPのシーバスに挑んだ件
http://shirane.naturum.ne.jp/d2012-03-07.html



タックル

ロッド:アピア 旧ネオンナイト83L(改
リール:シマノ セフィアCI4 C3000
ライン:Rapala Rapinova-X #0.8
リーダー: フロロ #3
ルアー:ハルシオンシステム チキチータ
       Rapala CDL5

          


ケンタレ今期の釣果 7本
※40cm以下はノーカウント




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