ロックフィッシュジギング~アシストフックの新たな使い方~

PROJECT-F

2007年01月17日 23:06

あ~すっかり遅くなってしまいました

水曜担当フジオカです。

これからゆるりと更新していきますので、よろしければお付き合い下さい。








さて、去年末から始めたメバル、カサゴジギング。


最初はジギングに行けない憂さ晴らし程度にしか思っていなかったのだが、自分でジグを削るように

なり、マンマとハマッてしまった

ホントどうにも天邪鬼で、普通にワームで釣るのもいいのだが、去年はデカプラグで釣ってやる!な~んてやっていた。

んで今期はもうメバ、カサはいいでしょう!?なんて思っていたはずが、また連日連夜の睡眠不足釣

行。マジ、キリが無いわ・・・(白峰さんは無事たどり着いたのか??)




当初はヒラマサの影響から、今までメバルでなかったロングジグタイプを作成。

純粋に使って面白いジグを、というとこから作ったのだが、これが予想以上に活躍してくれた。









メバル用に作ったつもりだから、メバルは釣れてくれないと困るのだが、結構いろいろな魚を連れてきてくれた。








ま、都合よく解釈すればこのサイズのルアーでのスライド&フォール等の動きの新規性、無難に考え

れば横浜港にいるベイトサイズ(前にも触れたが、小魚、動きの早いバチ)に丁度あっていて良かっ

た、ということだろう。




しかし、難敵が現れた。

ここいらでロックフィッシュっていったらコイツのことだろう。

そう、カサゴである。


メバルに限っては↑のロングジグで周りと比べて遜色なく釣れていたと思う。

陸っぱりでもボートでも。

別に数で具体的に勝負していたわけではない。

ただ、ワームの後でも拾える魚がいたり、サイズが良かったりと、ジグだからこそ、の威力を常に感じ

られていたのだ。



ところが、カサゴは思うようにいかない。

初っ端の釣行でワームに大敗を帰した。

だが、ここであっさりワームに鞍替えてしまっては面白くない。

ワームが釣れる、それはもうわかっていることだ。

どうにかしてジグでワームをあおりたい。

こうして、2タイプ目のジグを作り始めたのだ。



さて、そうは思ったもののどうすりゃいいんだ!?

ジグずる引いたってワームに勝てるとは思わない。

ナチュラルな喰わせに勝てる可能性があるとしたらやはりリアクション。

ボトムにいる魚をリアクションで食わせるならやっぱフォール!?

ジギングだからしゃくって釣る事も前提のひとつ。

良くない頭を絞って考え出した結論。

ワンピッチ、30cmから50cm位のシャクリの後のフォールでできるだけ喰わせの間ができるようなも

の。


早すぎず、遅すぎず、イメージとしてはカニがヒラヒラ~っとか、カラス貝がゆらゆら~っとかそんな感

じ。

んで、おまけにキックバック!?するようにしてやろう。



ボトムにジグが着底し、シャクる。

カサゴ 「お!?なんか通った??」

そこに、ジグが戻り気味に落ちてくる。

        ↓
思わずバイト!!


まぁそんな想像がなにからなにまで当たっているとは思わないが、このジグを持ち込んでからようやく

カサゴが普通に獲れるようになった。












なによりうれしいのがワームを大きく突き放した釣果もちょくちょくたたき出せたことだ。

これはまだ、期間も短いし、条件によって違ってくるとは思うので一概には言えないが、まぁホントうれ

しい。

さらに、この釣りを始めて予想外のおまけもついてきた。







ボトムで落ち物待ちのメバルが結構いた、ということに気づいたのだ。

これはホント、日によってなのだが、新たな発見だった。

本来カサゴばっかのボトムで、良型メバルばっか連発。

それも、幅広タイプのジグにやたら反応がいい。

このときはワームは全くだった。

また、同サイズのワームだと相当フォールがだるいと思われるような水深のポイントでも、ボトムでメ

バルが連発、ということもあった。

まぁ、なんにせよ、まだ模索中の釣りだが、ジグだからこそ、のシチュエーションも見え始め今後が期

待できそうだなぁ、と思う今日この頃。


何より、暖かくなってからの・・・・・は、結果を出してからにしよう!?




さて、肝心のアシストフック。

実はこれを無くして上記の釣果はありえない。

青物狙い等ではもはや定番といっても過言でないこのフックシステムだが、ここでの使い方の意味合

いがちょっと違ってくる。

トリプルフックをシングルフックにすることで、貫通性を良くする、水の抵抗を少なくすることでアクショ

ンもキレがでる、(メバル用ジグはほとんどトリプルフックで販売されているが、フックまでのバランス

を考えているものもあると思うのでそこら辺はあしからず・・・)、テーリング等トラブルも減少する・・・

ここまでは、いままでのアシストフックを使用したスタイルと変わらない。


ただ、本来のアシストフックは、ケプラー、ザイロン等、かなり強力なものを使うのに対して、あえて弱

いものを使う。



自分はリーダーフロロ2,5号に対してアシストラインはフロロ1,5号のものを選択

リーダーとアシストラインの強度が近すぎると意味無いし、アシストラインが1号だと弱いと感じること

があったのでこのバランスに落ち着いた。

こうすることによって万が一、根ガカリしてもメインラインより先にアシストラインが切れ、ジグ自体は回

収できるって寸法だ。

フロントアイにアシストフックをつけることによって、テールからフォールするジグならそれだけで根ガ

カリは減る。

しかし、相手はロックフィッシュである。さらにエリアは東京湾。

縦スト、横スト、根ガカリする要素満載である。

しかし、それらを恐れていては、釣果につながらない。

根ガカリしなければ一番いいのだが、万が一掛かってしまった場合、ジグごと海中に残すより攻めて

フックだけのほうがいいだろう。


ちなみに、自分はスナップのトラブルで無くしたジグ以外ロストしていない。

まぁ、自作ジグなので必死、ってこともある

ストラクチャーをよりタイトに攻めれてこそ釣果につながるのは明らかなところ。

ジグでボトム攻めに興味ある方には是非オススメする。





この手↑の市販品がヒジョ~に便利。




あ~あ、当分は秘密にしておこうと思ったのに・・・!?
実は次号のSALT WATERでちらっと紹介されているのだが、どうせなら詳しく説明しちまえ、と考えた次第。

ま、ぶちゃけた話大したことないからやんないほうがいいですよ~!? 


続き→ロックフィッシュジギング~アシストフックの新たな使い方~②へ







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